USD・USDZ ファイルフォーマットの読み込み
https://www.youtube.com/watch?v=fh9Us2dkLb0
Modo バージョン14.1からは新たにUSDおよびUSDZファイルフォーマットの読み込みがサポートされました。
USD(Universal Scene Description)フォーマットとは、Pixar社が開発・提唱しているシーンファイルフォーマットであり、他の3DCGソフトウェアでも広く使われているファイルフォーマットです。バージョン14.1ではこのファイルフォーマットの読み込みが可能になっていますので、Pixar社のサイトで公開されているダウンロードファイルを読み込んでみましょう。
ダウンロードしたアセットをModoへとドラッグアンドドロップしてみると、正しく読み込めているのがわかります。デフォルトの状態では、1ユニットを1メートルで読み込みますが、システムメニューから初期設定 > ファイル入出力 > USD 入出力にある距離単位を変換オプションをオフにしておくと、単位を変換せずにそのまま読み込んでくれるようになります。
ほかにもジオメトリだけでなく、アニメーションが設定されているファイルも読み込むことが可能ですので、Modoの中でアニメーションを再構築することができます。
またこのUSDを基に、非圧縮のusdファイルと、albedoやmetallic、roughness、normal、ambiento occlusion、emissionを表現するテクスチャファイルを一つにまとめて構成された圧縮ファイルであるUSDZというフォーマットも、読み込むことが可能になっています。USDZフォーマットは主に、ARの世界で3Dを表現するために使用されるフォーマットであり、Apple社のサイトなどでもサンプルモデルが公開されています。
今回、こちらのモデルを実際にModoに読み込んでみると、USDZは一つのファイルではありますが、実態は圧縮ファイルですので、そのファイル内に埋め込まれている画像ファイルなども正しくマッピングされていることが確認できます。
このバージョン14.1ではあくまで読み込みまでしかサポートされていませんが、今後のバージョンで書き出し、またUSDフォーマットの特徴でもある参照機能についてもサポートされていく予定となっています。