ユーティリティ/プラグイン/スクリプト」カテゴリーアーカイブ

スクリプト:Render Output Manager v1.7

最終レンダリングを行う際、後から合成するために、デフォルトで用意されているフルシェーディング画像やアルファだけでなく、スペキュラやアンビエントオクルージョン、深度情報など、用途に合わせた多くの素材を出力する場合も多々あるでしょう。そんな場合に活躍するのが、今回ご紹介するスクリプト「Render Output Manager」です。

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=32&t=55235&page=1

このスクリプトを使うと、出力したいパスをチェックボタンで選択し、ボタン一つ押すだけで各Render Outputをシェーダツリーに自動で追加したり、また出力先となるフォルダも指定しておくことができます。さらに細かな設定を行うことも可能になっていますので、普段からMODOでのレンダリングした素材を合成処理などで使われる機会が多い方は、このスクリプトを一度使ってみてはいかがでしょうか?

使用方法は動画でも紹介されておりますので、ご興味のある方はぜひどうぞ!

MeshFusion 102 日本語版リリース!

MODO 701 SP5日本語版リリースに続き、本日MeshFusion 102日本語版をリリースいたしました!MeshFusionをお持ちの方は、ぜひ最新版102をダウンロードの上、インストールしてお使いください:

MODO JAPAN グループ ダウンロードサイト:http://www.modo3d.jp/tech/modo_dl/

このMeshFusion 102では、101でうまく動作しなかった組み合わせが修正されたり、メッシュ変換後にマテリアルが自動で設定されたりと、様々な改善が施されています。追加機能・改善点などについてを解説したビデオをご用意いたしましたので、ぜひこちらも併せてご利用ください!

 【MeshFusion】ブーリアン処理後のマテリアルを分けるには

【MeshFusion】薄いメッシュとの組み合わせ

 

スクリプト:Pushing Points Toolkit

今回は便利なユーティリティスクリプトPushing Points Toolkitをご紹介します。

http://www.pushingpoints.com/?p=2290

 ダウンロードして解凍したフォルダごと、ユーザースクリプトフォルダにコピーするだけ!ユーザースクリプトフォルダは、MODOを起動し、システムメニュー > ユーザースクリプトフォルダを開くメニューで開くことができます。フォルダをコピーし、MODOを再起動したら、ツールバーにこのPushing Points Toolkitのアイコンが自動的に表示されるようになります。

このパネルの中には、ボタンクリック一つで三角ポリゴンや多角形ポリゴンを一発で選択したり、選択エレメントで対称なメッシュを生成したり、UVマップからウェイトマップへと変換したり、頂点マップを分割したりと、様々な便利スクリプトがおさめられています。個人的にはカーブの押し出しで作成したメッシュのサイズを後から変更できるツールが、メッシュの微調整に便利に使えています。

少しでもお使いのワークフローの効率を上げることをお考えであれば、ぜひこういった便利スクリプトをご活用ください!

 

Mesh Fusion発売記念キャンペーン 17日(月)まで!

2月4日より発売を開始して以来、大変ご好評を頂いておりますMesh Fusionですが、発売記念キャンペーンの終了日17日(月)まで、あとわずかとなってまいりました。

Mesh Fusionには日本語インターフェイスへと切り替えるリソース、および基本的な設定方法を解説した日本語解説ガイドが付属しており、導入しやすいプラグインとなっています。またさらに、Mesh Fusionを便利にお使いいただけるよう、新たに日本語解説ビデオもいくつかご用意いたしましたので、これから導入をご検討される方、また既に導入されている方も、どうぞご利用くださいませ!

【MeshFusion】親子関係を利用してメッシュを埋め込むには

【MeshFusion】掘り込む深さを調整するには

【MeshFusion】インスタンスを組み合わせるには

【MeshFusion】切れ目を入れるには

【MeshFusion】ストリップを調整するには

【MeshFusion】破たんしているストリップを修正するには

Mesh Fusionの実際の操作を目の前で見たい!という方は、明日14日(金)大阪にて行われる「MODO Professionals セミナー vol.3 TV CMメイキング & Architect (大阪)」まで、ぜひ足をお運びください。日本語解説本「MODO ★ Beginners」著者である柳村氏のセミナーと併せて、お楽しみいただけること間違いなしです!

開催日:     2014年2月14日(金)
開催時間:     13:30 – 17:00(開場 13:00)
入場料:     無料
場所:         デジタルハリウッド大阪校 セミナールーム
詳細並びにお申し込みはこちら
http://luxology.jp/events/modo_professionals3.html

 

スクリプト:ETEREA Quick Locators 1.1

便利なユーティリティ系スクリプトを公開してくれているETEREAから、新たにロケータ作成用ユーティリティツールETEREA Quick Locatorsが公開されています:

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=119&t=81021

シーンを組み上げていく中で、ロケータは欠かせないアイテムですが、ロケータが増えてくるとそれぞれを判別するのが難しくなってきます。このスクリプトでは、ロケータ作成時に、また作成済みのロケータに対し、このGUI上で一括してロケータの形状向きサイズといったものをGUI上のアイコンをクリックするだけで、編集できるようになっています。

もちろん、ロケータの形状などを編集するための機能自体はmodoに標準で実装されているのですが、このスクリプトではその編集を視覚的にわかりやすいGUI画面で管理できることにより、ワークフローの効率化が図られています。ロケータを多用される方には、絶対オススメなスクリプトです!


スクリプト:Vertex Normal Toolkit

今回は、法線用の頂点マップを利用して、スムージングのかかり方などをコントロールするスクリプト「Vertex Normal Toolkit」をご紹介します。

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=83&t=77919

スムージングがかかっているモデルの場合に、スムージングがかからないエリアを作ろうとするときには、法線の分離を行ったり、意図的にジオメトリをカットアンドペーストするなどして、頂点の共有を解除する方法がありますが、このスクリプトを使えばわかりやすいインターフェイスを用いて、法線をコントロールする頂点マップ上でスムージングのかかり具合をコントロールするため、ジオメトリを変更する必要がありません。

こちらのスクリプトのマニュアルは、下記に公開されています↓

http://www.farfarer.com/farfarer_vnorm_help/index.htm

エッジのスムージングを頂点マップでコントロールするのはゲームの世界などでも多用されていますが、お手軽に使える方法ですので、ジオメトリを崩すことなく調整をかけたいという場合には、ぜひ一度試してみてください!

 

スクリプト:buzzGreeble

今回ご紹介するスクリプトは、The FoundryのMODOコミュニティサイトで紹介されていたbuzzGreebleです:

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=8&t=65717

見てわかる通り、ランダムな凹凸を瞬時に作成してくれるという面白いスクリプトです。使い方もいたって簡単!凹凸をつけたいポリゴンを選択した上で、ダウンロードしたスクリプトをmodoのシステムメニュー > スクリプトの実行から呼び出すだけです。

上記画像は、このスクリプトを使い加工したジオメトリに対して、NPRキットでマテリアルを付けて制作した画像です。制作時間はわずか10分ほど。手軽に面白い効果を期待できるスクリプトです!

 

スクリプト:フラクチャ(粉砕)ツール「Modollama」

modo 601から標準で搭載されているリジッドボディ・ダイナミクス機能を活用すると、モデルが割れ破片が飛び散る、といった豪快なシミュレーションや、目を惹く魅力的な表現が可能な機能ではありますが、残念ながら既存のモデルを粉砕してくれるツールはまだmodoには搭載されていません。このフラクチャ(粉砕)機能を実現してくれるツール「Modollama」が、フリーで公開されています:

http://community.thefoundry.co.uk/discussion/topic.aspx?f=4&t=65932

ロシア語のサイトなのでわかりにくいかもしれませんが、翻訳ソフトにかけてみるとpreset > scriptsの中に、このModollamaがリストされています。このスクリプトではアクティブなメッシュに対し実行すると、指定した個数分、メッシュを粉砕したモデルを作ってくれるようになります。このModollamaを活用して制作された映像が以下の通り↓

複雑な形状になると、すんなりとうまく分割できないかもしれませんが、自動で破片パーツを作り出してくれるのは便利ですよね。こういったリジッドボディのダイナミクスについては、下記チュートリアルサイトで解説していますので、興味がある方は、ぜひお試しください!

リジッドボディダイナミクスの基本設定 その1

リジッドボディダイナミクスの基本設定 その2

リジッドボディダイナミクスの基本設定 その3

 

ETEREA製 便利なパレット&スナッピングバー

このブログでもたびたび紹介させていただいているETEREAから、新しい便利パレットとスナッピングバーが公開されました:

ETEREA SWISS KNIFE 1.0:http://forums.luxology.com/topic.aspx?f=119&t=81124

全て直観的にわかりやすいアイコンによって実行するコマンドの内容を表現しているため、操作に迷うことがありません。個人的に特に便利だなと思ったのが、センターをバウンディングボックスへと配置するコマンド群でしょうか。見ただけでパッとわかりますよね。

お次はこちら:

ETEREA SNAPPING BAR 1.0:http://forums.luxology.com/topic.aspx?f=119&t=80869

こちらはスナッピング用のオプションを、バー状に表わすインターフェイスです。以下の手順でインターフェイスに埋め込むことができます:

1. レイアウトメニュー > パレット 新規パレットでパレットを一つ作成
2. パレット右上矢印メニュー >  アプリケーション フォームビューへ変換
3. パレット右上矢印メニュー > ビューポート設定ETEREA Snapping Barを選択
4. ビューポートコントロール > ヘッダの最小化を選択
5. パレットの左上隅をクリックし、modoのGUIへとドラッグアンドドロップ

こうすると、すぐ手の届くところにスナッピング用のインターフェイスを組み込んでおけるようになります↓

どちらのインターフェイスも、何か特別なスクリプトを実行しているといったわけではなく、modoが標準装備している機能をさらに使いやすくするためのものであり、システムメニュー > フォーム編集から、このパレットを編集し自分用へとカスタマイズすることことが可能です。使用頻度が高いツールは使うユーザーそれぞれに異なりますので、自分にピッタリのツールとなるよう、このように公開されているパレットをベースにさらにコマンドを足したり、もしくはあまり使うことのないツールを削るなどすることで、効率よく作業できる環境を整えていくことができるかもしれませんね。

 

スクリプト:「moto」

今回はLuxologyフォーラムで公開されていた便利スクリプト「moto」をご紹介します:

このスクリプトをインストールすると、便利に使えるツールをひとまとめにしたGUIをすぐに呼び出せるようになります。

様々なツールが用意されていますが、その中でも特に便利だなぁと感じたのがCurve Tools!

プリセットとして、円やコイル、DNA形状、多角形など、多彩な種類のカーブがすぐに作れるよう用意されており、さらにそのカーブをすぐにポリゴンへと変換できる機能がついています。規則性のあるこういった形状を作り出すのは標準機能でも難しくはありませんが、形状がプリセットとして用意されており、お好みでパラメータを指定し、Generate(生成)ボタンをクリックするだけでメッシュが出来上がるので、大幅に手間を省くことができます。

こういったスクリプトを活用し、ワークフローを効率化することで、さらに制作そのものに集中できるようになるといいですね。