ユーティリティ/プラグイン/スクリプト」カテゴリーアーカイブ

プラグイン:「Syflex for MODO」

MODO 10からはダイナミクスのソフトボディ機能に対して大きく改善がくわえられていますが、クロスシミュレータとして他の3DCGアプリにも長く対応しているSyflexが、サードパーティ製のプラグインとしてMODOの対応バージョンを発売開始しました:

Syflex for MODO:http://www.syflex.biz/modo.html

syflex同梱のドキュメントに付属しているチュートリアルに沿って早速触ってみましたが、設定も簡単でありながら、スケマティックでも操作も可能になっているので面白い効果も作り出せそうです。チュートリアルは英語ではありますが、図解もありますし、それほど難しく感じることもありません。

Syflex for MODOの価格は$200ですが、既にSyflex for LightWaveをお持ちの方には$150で提供されるようです。Syflex for MODOのウェブサイトにはサンプルとなる動画もアップされていますので、チェックしてみてください!

 

無償プリセット:「GameTextures.com free preset pack」

The Foundry社サイトにおいて、UnrealUnityといったゲームエンジン用にタイリング処理が施されたシームレスなPBRテクスチャを収録したプリセットパックが無償で公開されています。この無償パックには、20種類ものテクスチャパックが用意されており、マテリアルへとドラッグアンドドロップするだけで、Unreal/Unity用のマテリアルをセットアップすることができます。

GameTextures.com free preset pack

試しに、プリセットパックをダウンロードし、MODOへインストールして用意されているプリセットのメッシュへと貼り付けてみました:

game-preset-pack01ただ単にプリセットからドラッグアンドドロップして、マテリアルを適用しただけです。これをFBXで出力し、Unrealの中へと読み込んでみると:

game-preset-pack02MODO内のプレビューと同じようにUnrealでも再現していることがわかります。MODO → Unreal/Unityへの出力を確認するためだけでも、十分にテストサンプルとしてお使いいただけますので、ぜひこの無償のプリセットキットでその再現性の高さをテストしてみてください!

MODOからUnityMODOからUnrealへの出力の流れに関しては、こちらの解説ビデオをご覧ください:

MODOからUnityへの出力

MODOからUnreal Engineへの出力

 

 

 

キット:「aaOcean for MODO 901」

The Foundry社フォーラムにおいて、波を表現するキット「aaOcean for MODO 901」の最新902対応版が公開されていましたので、ご紹介いたします:

aaOcean for MODO 901

このキットでは、デフォーマやテクスチャを組み合わせることで、よりリアルな海の波の表現ができるようになっています。キットにはドキュメントも含まれており、使い方もわかりやすく解説しています。

上記スレッドの最後に最新版のキットをダウンロードできるリンクがありますので、そちらからキットをダウンロードしてください。ただし、インストール時についてくるドキュメントではユーザースクリプトフォルダにキットを入れるように指示していますが、MODO 902ではユーザーコンフィグフォルダに入れないと正しく動作しませんので、902をお持ちの方はその点、ご注意ください。

 

キット:レンダリング用ユーティリティ「Render Monkey 2」

今回はレンダリング用の便利なキット「Render Monkey 2」をご紹介します:

http://www.pluginsfree.net/2016/02/rendermonkey-2-for-modo.html

このキットでは複数のシーンをバッチレンダリングしたり、任意のフレームを指定してのレンダリングが簡単に行えるようになっています。残念なことに現在のところ日本語には対応していないため、MODO日本語版だとエラーが発生してしまいますが、MODO日本語版には言語を切り替えるプログラムがついていますので大丈夫!言語切り替えプログラムで英語表記へと戻し、キットの操作を行ってください。

有償(非商用の場合は19$、商用は39$)ではありますが、多くのシーンや多くの枚数をレンダリングするのに管理が大変だと感じられている方は、こういったユーティリティキットの導入も検討されてみると良いかもしれません。

 

アセンブリ:EyeTextureRig(眼球用リグ)

世界中のMODOユーザーがそれぞれ自分の作った様々なシーンやスクリプト、マテリアルなどを共有しているアセットシェアでは、面白い素材に出会うことが良くあります。今回ご紹介するアイテムは、そんなアセンブリの一つです:

アセンブリ:EyeTextureRig(眼球用リグ)

こちらは、シーン内にあるメッシュに対してテクスチャロケータの位置を合わせることで、眼球のテクスチャを貼り付けることができるというアセンブリです。こちらのテクスチャでは全てプロパティで管理しているため、一切画像のテクスチャは使用していません。なので球形に限らず、好きな形状のメッシュへとお好みの色や文様を作り上げていくことができるという面白い仕組みになっています。

eyeball_assembly_pictureアカウントをお持ちの方は、ぜひこちらのアセンブリをダウンロードして、遊んでみてください!

 

スクリプト:「UV based geometry plugin」

 The Foundry社フォーラムにおいて、非常によく出来たステンレス編組水ホースの画像がありましたので、ご紹介いたします:

端の部分を見てもわかる通り、これ全てジオメトリで作られているんですね。

この形状を実現したのが、スクリプト「UV based geometry plugin」。これ非常に面白いプラグインで、UVの形状(流れ)に従ってメッシュを変形・配置してくれるという優れものです。

UV based geometry plugin

The Foundry社フォーラムではこういった様々な表現や、それを実現するためのスクリプトなどが紹介されていますので、英語がわからなくて詳細は読めなくても、覗いてみるだけでとっても面白いですよ!

 

PSOFT社製リギングツールのスニークプレビュー映像公開!

明けましておめでとうござます。今年もより良いサービスをご提供できるよう頑張ってまいりますので、MODOならびにMODO JAPAN GROUPをどうぞよろしくお願いいたします。

さて昨年末、嬉しいニュースが入ってきましたね。Pencil+などの開発で有名なソフトウェア会社PSOFT(株式会社ピー・ソフトハウス)様から開発中のMODO用リギングツールのスニークプレビュー映像が公開されました:

既に国内のみならず、海外でも話題になっているこのツール、大変待ち遠しいです!

 

チュートリアル:「V-Ray for MODO – Quick Start: Intro」

先日、V-Ray for MODOのクイックスタートビデオとチュートリアルのドキュメントが公開されていましたので、ご紹介いたします:

http://docs.chaosgroup.com/display/VRAYMODO/V-Ray+for+MODO+QuickStart+-+Intro

どちらも英語で解説されていますが、それほど難しい操作ではないので、十分理解できるのではないでしょうか。正式リリースの時期についてはまだ決まっていないようですが、このビデオを見る限り、そう遠くない時期かもしれません。リリースが待ち遠しいですね!

 

スクリプト:「Copy/Paste Relative to Workplane」

MODOのモデリング機能のうち、大きなメリットの一つである作業平面をさらに有効に活用するためのスクリプトが、The Foundry社フォーラムに公開されています:

Copy/Paste Relative to Workplane

これは作業平面に対して相対的にメッシュやアイテムをコピーし、貼り付けてくれるスクリプトです。これにより、上記画像が示すような多面体に対する作業などが非常にやりやすくなります。

インストールはScriptsフォルダ(システムメニュー > ユーザースクリプトフォルダを開く)の中にあるlxservフォルダ(もしなければ作ってください)の中に、ダウンロードしたスクリプトを入れてMODOを再起動するだけ。あとはコピー時に ffr.copyWorkplane、ペースト時に ffr.pasteWorkplane とコマンド入力するだけです。ショートカットキーに割り当てておけば、通常のコピー&ペースト処理と併せて使うことができます。シンプルなスクリプトですが、こういった形状を作る機会が多い方には、とても便利にお使いいただけるはずです。

ショートカットキーの割り当て方法については、こちらをご覧ください:

ショートカットキーを割り当てるには

 

スクリプト:「Replace Mesh Layer」

仮モデルでシーンを組んだ後で、本番用のモデルへとメッシュを置き換えたい、またシーン内に大量に配置されている大量のメッシュレイヤーをインスタンスで置き換えてメモリの負荷を軽くしたい、といったことはありませんか?

サポートに寄せられたこういったご要望に応えるべく、MODO JAPAN GROUPではキット「Replace Mesh Layer」を作成して配布を開始いたしました。

こちらはメッシュをメッシュで変換するスクリプトです。ただのボックスがカバで置き換わっているのがわかりますね:

対して、こちらはメッシュをインスタンスで変換するスクリプトです。上記と同じようですが、今度はメッシュではなくインスタンスで置き換わっています:

必要に応じて、どうぞご自由にお使いください!

また今回は少し新たな試みとして、スクリプトをキット形式にまとめ、日本語化も行っています。インターフェイスの作り方、キットの作り方、また日本語化の方法など、近々まとめて<機能紹介・チップスサイト>のほうでご紹介していく予定にいたしておりますので、ご興味のある方はそちらも何かのご参考にしていただければと思います。