ユーティリティ/プラグイン/スクリプト」カテゴリーアーカイブ

スクリプト:「建築モデリング支援ツール」by柳村徳彦氏

MODO★Beginnersの著者としても知られるクリエイターの柳村徳彦氏が、建築モデリング支援ツールとしてMODO USER GROUP OSAKA様のページにてキットを公開されていますので、ご紹介いたします:

http://modoosaka.blogspot.jp/

mihi_tools01

キットをダウンロードし、ユーザースクリプトフォルダに解凍したフォルダをコピーしMODOを起動すれば、ツールバーにmihi_toolsというアイコンが出てきます。このアイコンをクリックすれば、本キットのパレットが表示されます。

建築モデリング支援ツール」だけあって、交点を求めたり、位置を揃えたりと、非常に便利なツールがそろっているのですが、その中でも階段を自動で作るツールは秀逸!

mihi_tools02

ポリゴンを選択し、ボタンひとつクリックするだけで、あっというまに階段の出来上がりです。こういうスクリプトを活用することで、効率化できる作業も多くあるかと思います。

一つ一つのツールの詳細はウェブサイトの方で解説されていますので、ぜひダウンロードしてお試しください!

 

キット:「The Pushing Points Polystein Kit for MODO」

先日、「The Pushing Points Hatchet Collection for MODO 10」をリリースしたばかりの William Vaughan 氏 の新作キット「The Pushing Points Polystein Kit for MODO」が公開されました:

The Pushing Points Polystein Kit for MODO

こちらキャラクタの耳や目、手、口、鼻といったパーツがプリセットから選ぶことができるようになっており、組み合わせによって、独自のキャラクタを素早く作成することができるようになっています:

プリセットに登録されているパーツに対し、必要となるポリゴンの幅というのがサムネイルに明記してありますので、必要なポリゴンの箇所を選択してあとはプリセットを選ぶだけ。それでパーツがお手持ちのデータに埋め込まれるようになります:

The Foundryギャラリーでも早速、このキットを使用した制作例がアップされ始めているようです:

価格は$99だそうですが、キャラクタを作るという目的だけではなく、様々なパーツの作り方、ジオメトリの構成というのを学ぶ教材としても、十分お使いいただけるのではないでしょうか。「The Pushing Points Hatchet Collection for MODO 10」購入者にはお値引きも用意されているようですので、ご興味のある方はぜひ!

 

ビデオアーカイブ:「MODO – CAD ワークフローツールのご紹介」

昨日、MODO JAPAN GROUPのYoutubeチャンネルで行われましたライブ配信、ご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか?

2017年 新たな取り組みとして、皆様により早く、より広く、情報をお届けできるよう、MODO JAPAN GROUPでは様々な題材を取り上げ、ライブ配信を行うことを試みることにしました。まずはその第一弾として、ご質問を頂くことも多いMODO – CAD ワークフローツールについて実演を交えながら、そのメリットや使い方などをご紹介しています:

CADワークフローツールのご紹介

今回は私共も初めての試みということで、操作に不慣れで不備な点が多く、聞き取りずらく見にくい部分もあったかと思います。ライブストリーミングをそのまま録画した映像では、一部鮮明さに欠ける点があったため、改めて修正しなおした映像をアップロードしなおしています。冒頭、音声部分に雑音が混じりますが、実際の実演部分には問題ありませんので、CADワークフローツールってどんなものかな?と興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください!

またここでご紹介しているCADワークフローツール「Power Translators」「Power SubD-NURBS」については、体験版もご用意いたしておりますので、ぜひお手元のデータでお試しください:

製品ページ:Power Translators
製品ページ:Power SubD-NURBS
Power Translators&Power SubD-NURBS 体験版申し込みページ

次回、MODOデモンストレーション ライブ配信の詳細な日時・内容については未定ですが、現在諸々調整中ですので、詳細が決まりましたらアナウンスいたしますので、お楽しみに!

 

キット:「The Pushing Points Hatchet Collection for MODO 10」

長年のMODOクリエイターであり、講師としても活動されている William Vaughan 氏により、MODOの作業をより効率化するためのキットがリリースされましたので、ご紹介いたします(以下のHatchet Collectionキット導入ビデオの内容は、その下に日本語訳を掲載しています):

「The Pushing Points Hatchet Collection for MODO 10」
http://pushingpoints.com/v2/hatchet/

MODO 10用Pushing Points Hatchet Collectionキットをご紹介いたします。

このPushing Point Hatchet CollectionはMODO用のキットです。MODO 10の機能を拡張するための100個を超えるスクリプトから構成されており、創作作業をより効率的なものへと変えてくれます。

私は長年MODOを使用してきました。MODOは私の創作活動においてメインとなる制作ツールです。

MODOは信じられないほどパワフルで柔軟性を持つ3Dモデリング/アニメーション/テクスチャ/レンダリングツールであり、アーティストに最適な制作ツールをご提供しています。

ただし、それでも完璧というわけではありません。

何年にもわたってMODOを使い続けていくうちに、処理によっては必要なクリックの回数が多すぎたり、ワークフローを円滑にするための機能が見当たらなかったり、といったことがあるということに気がつきました。

Hatchet Collectionのスクリプトは、まさにそんな問題を解決してくれるツールです。

これらツールのお陰で私の制作スピードは上がり、創作活動の広い部分において効率よく、また楽しんで作業できるようになりました。これらのツールをキットとして他のアーティストへと公開できることを、非常に嬉しく思っています。

私は熟練したプログラマではありません。私はアーティストであり、このツールセットを作成するために、Pythonスクリプトの力を借りています。

正直に言うと、Pythonスクリプトやクリエイティブな回避法を使用するMODOコマンドを通して、道を切り開いて(ハックして)きました(まさにこれがキットの名称”Hatchet”の由来なんですが)。でもそのおかげで、これら”ハック”が制作時において、きわめて有効なツールであるということが証明されてきたのです。

詳細については、このキットを構成するツールの概論ビデオをどうぞご覧ください。」

William 氏お勧めのこのキット、まさに細かいところに手が届くようなスクリプトが、11ほどのカテゴリごとに分かれ、それぞれにパイメニューも用意されており、すぐにアクセスできるような心配りの効いたキットとなっています。特に、トポロジに関するスクリプトは超オススメ!

実際のクリエイターが自身の制作作業をより効率化するために生み出したスクリプト集(キット)ですので、お役にたつこと間違いなしです。ぜひ一度チェックしてみてください!

 

スクリプト:Spider Web Generator

The Foundry社フォーラムで公開されていた面白いスクリプトをご紹介します。その名の通り、蜘蛛の巣をあっという間に作ってくれる「Spider  Web Generator」です:

Spider  Web Generator

使い方も非常に簡単!ダウンロードしたファイルをフォルダごとKitsフォルダの中に放り込み、プロシージャルモデリングのメッシュオペレーションから「Spider  Web Generator」を追加し、あとはBase Meshに対して巣の起点となるポイントをいくつか作成するだけです。

作るのも簡単ですし、その後の編集も様々なパラメータが用意されていますので、バリエーションが豊富です。プロパティの値を変化させることで、蜘蛛の巣だけではなく、さらに抽象的な幾何学表現も可能になりますので、ぜひ試してみて下さい!

 

キット:「NPR(Non Photorealistic Rendering)」MODO 10シリーズ対応バージョン2.11リリース

手書き風の描画表現を可能にしてくれるキット「NPR(Non Photorealistic Rendering)」のMODO 10 シリーズ対応バージョン2.11が公開されました。MODO 10およびNPRキットをご利用の方は、MODO JAPAN グループ ダウンロードサイトより、該当ファイルをダウンロードの上、ご利用ください:

MODO JAPAN グループ ダウンロードサイト:http://www.modo3d.jp/tech/modo_dl/

MODO 801-902で既にNPRをご使用の方で、MODO 10でもNPRをお使いになる場合にはダウンロードファイル「NPR (既にMODO 801-902でご利用しながら、MODO 10でもご利用いただく方)」を、MODO 10でのみNPRをご使用になる場合にはダウンロードファイル「NPR (MODO 10でのみご利用いただく方)」をダウンロードの上、インストールしてお使いください。

NPRキットの具体的な適用方法・使用方法については簡単なチュートリアルをご用意いたしております:

このNPRキットは単体の販売もありますが、MODOにおける質感編集に関する有償チュートリアルビデオ「Shadertree Essentials 日本語版」「ShaderTree Basic 日本語版」を加えた「これから始めるトゥーンレンダリングセット」もご用意いたしておりますので、これからMODOの質感編集から学習していきたいという方にはそちらがオススメです!

 

リリース:「SketchFab Exporter Kit v2.0」リリース

3Dデータ投稿共有サービス「Sketchfab」へMODOデータを出力するためのキット「SketchFab Exporter Kit 」のバージョン2.0がリリースされました。この最新バージョン2.0はアニメーション出力ドラフト機能などが実装されており、MODO 10.1以降のバージョン対応となっています。ダウンロードは下記ページのDownloadボタンからお願いいたします:

https://sketchfab.com/exporters/modo

手に入れた「SketchFab Exporter Kit v2.0」とMODO 10.1v2とで、さっそくMODOのキャラクタアニメーションを出力してみました。まずはダウンロードした「SketchFab Exporter Kit v2.0」をインストールし、開いてみるとFBXやアニメーションに関するオプションがあるのが確認できます。

sketchfab_anim01ここで大事になるのが、アニメーションを出力する際、FBXアニメーション出力タイプとして「アクションの出力なし」を選択することです。それ以外だと正しくアップロードできませんでしたのでご注意ください:

sketchfab_anim02他にもMODOアニメーションをSketchFabに適切にアップロードするためのチュートリアルが以下に用意されていますので、ぜひそちらもご参照ください:

https://help.sketchfab.com/hc/en-us/articles/206223416-MODO-Animation

それでアップロードしたのがこちら↓

 

どうでしょうか?モデルだけでなく、アニメーションも含めて全方位から確認できるというのはステキですよね。逆に、アニメーションを作成する際にカメラの視点からだけを気を付けていた部分を、どこから見ても問題ないよう、全体に対して気を配る作り方へと変える必要も出てくるかもしれません。

SketchFabを使えば、遠隔にいるスタッフともモデルやアニメーションのプレビューができるなど、チームでの制作作業にも便利に使えるかと思いますので、ぜひ一度お試しください!

 

スクリプト:「Clear Selected Multiple Weight Maps」

スケルトンでリグを組んでアニメーションさせる時に重要となるのがウェイトです。思い通りに変形させようとするなら、ウェイトペイントでウェイトを調整していくことになりますが、時として思いもよらない場所に微小な値のウェイトがペイントされ、スケルトンによる変形がうまくいかない場合もあります。

そういった場合には不要なウェイトを消去してしまえばOKなんですが、ウェイトの消去処理は複数ウェイトに対しては行えないため、その数があまりに多いと時間と気力を削いでいってしまいますよね。そんなときにはこのスクリプトをご使用ください:

「Clear Selected Multiple Weight Maps」

使い方は超簡単。ウェイトを消去したいポイントを選択してから、消去させたいウェイトを複数選択し、スクリプトを実行するだけ。こういったバッチ処理にはスクリプトを使うのが一番の早道です。

<基本機能・チップスサイト>にはチュートリアルだけでなく、こういった簡単なスクリプトを実際にご使用いただくだけでなく、ユーザー様ご自身でスクリプトを組む際のサンプルとしてお役立て頂けるようご提供いたしておりますので、興味をお持ちの方はぜひご活用ください!

 

プラグイン:「PSOFT CharacterBox」

昨年末のティザー映像公開より大きな話題となっていたピー・ソフトハウス様によるMODOのキャラクタアニメーション用プラグイン「PSOFT CharacterBox」が、いよいよ本日よりリリースされました!

PSOFT CharacterBox
http://www.psoft.co.jp/jp/product/cbox/index.html

これでまた一つ、MODOに大きな進化がもたらされました。これからこのプラグインによって生み出されていくであろう映像が、ホントに楽しみです!

PSOFT CharacterBoxの機能に関しては、ぜひこちらの機能解説ビデオをご覧ください:

PSOFT CharacterBox 再生リスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PLGtptx70p3_xXzGvezmAWFjP-qoTKVEhH

体験版もご用意されているようなので、ぜひ試してみてください!

また7月7日(木)に行われるセミナーイベント<The Foundry MODO 10.1 Launch Sessions in TOKYO>では、ピー・ソフトハウス様にもご登壇いただき、このプラグイン「PSOFT CharacterBox」に関して解説していただくほか、ハンズオンコーナーで直接プラグインをご覧いただくこともできます。実際のプラグインを前に直接お話を伺える大変貴重なチャンスです!ご興味のある方は、ぜひ会場まで足をお運びください。

<The Foundry MODO 10.1 Launch Sessions in TOKYO>
http://modogroup.jp/events/5830.html

本セミナーイベントは事前申込制となっております。お申し込みはお早めに!

<The Foundry MODO 10.1 Launch Sessions in TOKYO お申し込みページ>
http://modogroup.jp/regist/event_launch_101

 

SketchFabアーティスト:Eric Maki氏&Jiovanie氏

本ブログでも幾度かご紹介した3Dデータ投稿共有サービス「Sketchfab」では、ブログ上で優れたアーティストへインタビューを行っていますが、その中でもMODOを使用して3Dデータを作られているアーティストを2名ご紹介します。

お一方はEric Maki氏:

Annie the Pooh and Tibbers Too by etotheric on Sketchfab

オンラインゲーム「League_of_legends」のキャラクタArnieとTibbersをモチーフに作られた作品です。

制作にはコンセプトに1週間、スカルプトとハイポリモデル制作に2週間、低ポリモデル制作とUV/テクスチャに3週間、リギングに1週間、仕上げに1週間をかけたそうです。ハイポリモデル制作にはZBrushを、低ポリモデルとUV展開、ベイキングによるテクスチャ制作、リギングによるポーズ設定をMODOで行っています:

テクスチャのベイクが素晴らしく、表現力がとても優れていますよね。

そしてもうお一方はJiovanie氏:

Jack by Jiovanie Velazquez on Sketchfab

こちらはモデル製作だけではなく、ACSを利用したリギングによるポーズおよびアニメーションまで制作しています。

https://youtu.be/nrElhXv9s4Q

どちらも細部までよく作りこまれているため、どの角度から眺めていても飽きませんよね。MODO 901以降では、SketchFab用エクスポータが無償でご提供されていますので、SketchFabへの投稿を試されてみてはいかがでしょうか?

SketchFab対応版MODOエクスポータ