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キット:「Laplacian Smoothing Kit v1.0」

元Modo開発者の方による新たなキット「Laplacian Smoothing Kit v1.0」が公開されていましたので、ご紹介いたします:

Laplacian Smoothing Kit v1.0

こちらスムーズ化を行うキットなのですが、Modo標準のスムーズ化ツールではスムーズをかけたときに、複雑なディテールの部分は残ってしまうのに対し、このキットではそういったノイズを押さえたスムージングが可能です。標準のスムーズ処理では思ったような滑らかさにならないといった場合などに、こういったツールを使ってみてはいかがでしょうか?

本キットの作者であり、元Modo開発者である田崎氏のブログでは、さらに詳しく解説されていますので、ぜひそちらをご覧ください。田崎氏には今まで日本からの機能リクエストやバグフィックスにも数多く対応していただいており、今後も氏のブログでツールを公開していく予定とのことですので、ぜひチェックしてみてくださいね:

Life with modo

 

 

キット:「CDT Triangulation for Modo plug-in」

Modoファイルを他ファイルフォーマットへとバッチ変換処理を行ってくれる「Scene Converter」に引き続き、新たなメソッドで三角化を実現してくれるキット「CDT Triangulation for Modo plug-in」が元Modo開発者の方より公開されましたので、ご紹介いたします:

CDT Triangulation for Modo plug-in

こちら将来的にModoに実装される可能性があった新たな三角化機能が、プラグイン形式で配布されています。これまでの三角化コマンドだと、複雑な形状を三角化したときにうまく分割できないケースもあったかと思いますが、このプラグインでは Constrained Delaunay triangulation (制約付きDelaunay三角形)アルゴリズムを用いて、よりクリーンな三角化を実現してくれます。興味がある方は、ぜひご活用ください。

 

 

キット:「Scene Converter」

11/08(金) Modo開発終了という大変残念なアナウンスを行うことになり、ユーザーの皆様には大変なご心配とご迷惑をおかけしていることと思います。これから他3DCGソフトウェアへと移行される方も多くいらっしゃると思われるなか、ユーザー様から「今までModoで作った膨大なリソース(シーン)を汎用フォーマットに変換する作業に時間がかかりそう」というご意見をいただいておりました。こういったお声に少しでも応えるべく、Modo開発者の方が「フォルダ内(サブフォルダ含む)にあるLXOファイルを汎用フォーマットへとバッチ処理的に変換する」というキットを作ってくださいましたので、ここにご紹介いたします:

Scene Converter

ここからキットファイルSceneConverter_v1.lpkをダウンロードし、Modoへとインストールをお願いいたします。キット(lpk)をインストールするには、キットファイルをダブルクリックするか、起動中のModoへとドラッグアンドドロップしてください。

このキットの使い方はいたって簡単!インターフェイス右下にあるコマンド入力フィールドから

scene.converter

と入力して下さい:

そうすると変換スクリプト用のインターフェイスが出てきます。このスクリプトの動作としては、変換元となるLXOファイルが格納されているフォルダをSource Folderとして指定すると、Destination Formatで指定したフォーマットで、Destination Folderへと書き出してくれるというものです。Source Folderはサブフォルダの中もすべてスキャンしてくれます。

動作的には、「LXOファイルを読み込んでは指定したフォーマットで書き出す」をひたすらバッチ処理的に繰り返すスクリプトですので、指定したフォーマットに対するオプションは、あらかじめ初期設定パネルのほうでそれぞれのフォーマットに対する設定を行っておいて下さい。特にFBX形式へと変換する場合には「メディアを埋め込み」オプションをオンにしておくと、シーン内で使用している画像ファイルもFBXへ埋め込む形で出力されますので、画像ファイルが迷子になることがありません:

この変換キットに関してはヘルプも用意されていますので、各プロパティの詳細をお知りになりたい場合は、「ヘルプ」メニュー > 「キットヘルプ」 > 「SceneConverter v1 Help」を選択すると、ヘルプが表示されるようになります:

こういったスクリプトやキットなどが、少しでもユーザーの皆様のこれからの負担を減らしてくれるものとなればと願っております。

 

 

スクリプト:「Extended Spline Effector」

数々の魅力的なスクリプトやアセンブリを公開しているAleksandr Shmakov氏から、新たに素敵なスクリプト「Extended Spline Effector」がリリースされていましたのでご紹介します:

こちらはスプラインエフェクタの拡張版ともいえるものですが、よりシンプルかつ柔軟なコントロールが可能になっています。なにより各ノットでの回転やスケールが自在に調整できるのが良いですね。

紹介ビデオ後半で事例紹介されているキャラクタの指など、キャラクタのポージングなどにもセットアップが簡単で手早く便利に活用できそうな機能となっていますので、興味のある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?

 

 

キット:「Primo for MODO」

様々なキットをリリースされているSteve Hill氏が、新たに便利な新作キットを公開しました:

Primo for MODO

Pixelfondueでもさっそくこのキットの使い方を紹介するビデオが作られていますね。

個人的には「四面体」「六面体」「八面体」「十二面体」「二十面体」「立方八面体」「二十・十二面体」「菱形十二面体」といった多数の多面体をすぐに作れる機能がとてもありがたいです。他にもらせん状のカーブを作るのもぱぱっと直感的に作れますね。他にも細かく機能を紹介したビデオが公開されていますので、ぜひそちらもご覧ください:

 

 

キット:「Emmy for MODO」

パーティクル関連など、リグを活用した様々なModoチップスを公開・解説してくれるSteve Hill氏から新たなキットがリリースされていましたのでご紹介します:

Emmy for MODO

このキットには、4個のパーティクルエミッター、2個のフォールオフ、11個のフォース、3個のプローブが含まれており、それぞれの使い方を解説するPDFドキュメント、さらにはサンプルシーンも含まれています。

Modoのパーティクルをさらに拡張してくれるこのキットを使うと、いろんな面白い表現が可能になりそうです。パーティクルの表現をより深めていきたいという方は、ぜひこちらのキットを使ってみてください!

 

 

紹介ビデオ:「Modo | Non-Photorealistic Rendering」

Modoに搭載されている機能の中で、ノンフォトリアリスティックレンダリングに焦点を当てて紹介しているビデオをご紹介します:

Modo 16シリーズ以降をお持ちの方であれば、無償で提供されるNPR(Non-Photorealistic Renderingキット)を使うことで、プロダクトビジュアライゼーションやテクニカルイラスト、漫画、ファインアートなど多様なカテゴリで活用できます。

NPRキットの使い方に関しては、弊社ウェブサイトで日本語チュートリアルテキストを公開していますので、ぜひそちらを参考に触ってみてください:

NPR Kit チュートリアルページ

キット:「Selma for MODO」

プロシージャルモデリングでは、ダイレクトモデリングと比較して一部選択機能が十分ではない部分もあるようですが、そういった不満を解消してくれるキットが「Selma for MODO」です:

Selma for MODO

含まれているプロシージャル版選択オペレーションは以下の通り:

  • Select Triangles
  • Select Quads
  • Select NGons
  • Select Polygons by Vertex Count
  • Select Polygons by Area
  • Select Polygons by Type
  • Select Edges by Length
  • Select Edges by Angle
  • Select Edges by Axis
  • Select by Part
  • Select by Parts
  • Select Randomly
  • Select by Normal
  • Select by Plane
  • Select by Distance
  • Select N Randomly
  • Select Non-Adjacent Polygons
  • Select Polygons by Spacing
  • Select Vertices by Edge Count

プロシージャル版だと選択が思い通りにできないからなぁと感じたことがある方には必須のキットですので、ぜひ活用してみてくださいね。

 

 

チュートリアル:「Model a Sphere with Ridges」

William Vaughan氏によるModoを使った面白いモデリングチュートリアルが公開されていましたので、ご紹介します:

畝を伴った球体のモデリングですが、とてもシンプルかつ効率的です。手順は以下の通り:

[1] 以下の円を作成:
 位置 (0,500mm,0)
 サイズ (50mm,50mm,0)
 サイド 12
[2] ラディアル配列でカウント数32で円を複製
[3] 頂点を結合
[4] -X+Y(第2象限)部分にある円だけ残して後は削除
[5] ジグザグになるよう頂点を選択してポリゴン作成
[6] エッジを分割し作成された頂点を原点へと移動
[7] 不要なポリゴンを削除してポリゴンを鏡面コピー
[8] 頂点を結合しポリゴンも結合
[9] 回転体で180度分だけ作成 内側にできたポリゴンは削除
[10] 鏡面コピーし複製されたポリゴン部分を選択して90度回転
[11] 頂点結合しサブディバイド

そうするときれいな畝付きの球体が気持ちよく出来上がります!

こちらマテリアルライブラリ「VizPak: SSS for Modo」を使って、サブサーフェイスの設定をパパっと適応してみました。不思議と触ってみたくなるようなモデルがあっという間に完成です。ぜひ試してみてくださいね!

 

 

作品紹介:「DISCRETE PARTICLES -Daily experiments series-」

Modoを使って素敵な作品を作り続けられているクリエイターの吉開 裕司氏が、Modoキット「Discrete Particles」を使った作品群が公開されていましたので、ご紹介いたします:

すごく素敵な作品ばかりですよね。

本ブログでも過去に紹介した「Discrete Particles」は、パーティクルの表現をより細かく、より様々なコントロールを可能にしてくれるキットです。作品例を見ているだけでも、その可能性がよくわかります。パーティクルを用いた複製などを多用される方は、ぜひこのキット、チェックしてみてください!