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事例紹介:NFLドラフト プロモーション映像

アメリカでは絶大な人気を誇るフットボール。そのアメリカプロフットボールNFLで行われているドラフト会議の模様は毎年高視聴率で放映されていますが、2012年NFLドラフト会議のプロモーション映像がre:think studios社によりmodoを活用して製作されました:

re:think studios社といえば、以前も本ブログにてサンタCMの事例をご紹介しましたが、今回は全くカラーの違う映像ですね:

ビデオ部分以外の映像は全てmodoでレンダリングされているそうですが、modoの高速、高画質かつフリッカー(ちらつき)が少ないレンダラーにより、スムーズに作業が進められたようです。

また、modo 601より搭載されているAlembicフォーマットの入出力サポートにより、他の3Dアプリケーションとのデータのやり取りがスムーズに行えたそうです。

この映像に関するre:think studios社の詳しいインタビュー内容は、こちらに記載されております。またre:think studios社のウェブサイトには、同社が手がけた様々な映像を見ることができます。素晴らしい映像の数々をお楽しみください!↓

re:think studios社 ESPN NFLドラフト会議プロモーション映像を製作

re:think studios社ウェブサイト

 

事例紹介:映画「ジョン・カーター」

幅広い分野で使われ始めているmodoですが、現在公開中のディズニー映画「ジョン・カーター」でも使われているのをご存知ですか?↓

この作品、ディズニー映画といってもいわゆるアニメーション映画ではありません。原作である古典SF作品「火星のプリンセス(A Princess of Mars)」を実写映像として新たに蘇らせた作品です。製作を担当したのは、映画「インセプション」でアカデミー賞視覚効果賞の受賞実績もあるVFX製作で有名なイギリスのダブル・ネガティブ社。このダブル・ネガティブ社ではmodoを使用して、惑星の世界を見事に表現しています。

modoの柔軟なモデリング、ペイント、UV編集、そしてディスプレースメント機能によって、惑星の描写に命が吹き込まれています。

また、SubDモデリングツールにより、廃墟と化したサーク族の都市もテクスチャの歪みを生じることもなく、有機的なサーフェイスを表現することができ、マルチレゾリューション機能により、作業時間を大幅に減らすことが可能になったそうです。

そして何よりアーティストが使いやすいソフトウェアであることをモットーとし、迅速なプレビューレンダラーでリアルタイムに作業を確認できるmodoを活用することで、クリエイターは製作により集中することができたということでした。

今回インタビューに答えてくれたダブル・ネガティブ社Robin Konieczny氏、およびJonathan Opgenhaffen氏の詳しいインタビュー内容などは、こちらに掲載されております。ご興味のある方はぜひ一度ご覧下さい:

ダブル・ネガティブ社 modoを使用して映画「ジョン・カーター」のエイリアンの世界をリアルに表現

 

コンテストマテリアルによるポストカード

昨年11月から3ヶ月にわたって開催されていた9b Studios社主催のマテリアルコンテストでは、様々なマテリアルプリセットが多くのユーザーさんから提供されました。その11月のHolidayをテーマにしたプリセットを用いてステキなポストカードが作られています↓







このポストカードを作ったのは日本人のクリエイターhisakoさん。ホントにとってもステキなポストカードですが、さらにこのポストカードに登場しているキャラクタのマテリアル設定などについても、フォーラムでご紹介してくれています↓

どのプリセットを利用された、どういう設定をされているのかがよくわかりますよね。ぜひフォーラムで実際にご確認ください!

 

アーティスト紹介:Mike Campau氏

Luxology社のギャラリーに投稿されていた実写とのこちらの合成画像に、ひときわ目を惹かれてしまいました。

この画像を製作されているのが、今回ご紹介するMike Campau氏です。この実写との合成画像は、他にもいくつもシリーズが存在しているようでMike Campau氏のウェブサイトには他のシリーズ作品が掲載されています↓

http://mikecampau.com/41872/433235/image-design/motion-in-air

どの作品も人体の持つ滑らかさやしなやかさ、力強さといったものが、CGによる造形とマッチして、すごくステキな作品になっています。

他にも氏自身のテイストがはっきりと伺える作品をいくつも発表されています↓

Mike Campau氏のウェブサイトでは様々な作品が紹介されていますので、ご興味のある方はぜひこちらへ!↓

Mike Campau氏のウェブサイト

 

ユーザープロファイル:林 慎太郎氏

今回は福岡で活動されている株式会社ファブリカ林慎太郎氏にお話を伺いました。

株式会社ファブリカ 林慎太郎氏インタビュー

ファブリカ様ではゲーム用の映像をメインに製作されていることもあり、重点的にフォーカスがあてられる機能やチップスも、他のジャンルとはまた一味違っており、とても興味深い内容になっています。

今回のインタビューだけに限らず、建築やデザイン、映像、学校、ゲームと広範囲において、様々なジャンルにおけるmodoの活用法について、多くのユーザー様にご協力いただいております。そちらの記事もぜひ一度、ご一読ください!

 

ユーザープロファイル:総合学園ヒューマンアカデミー

今までmodoを使って作品を作っていらした様々なクリエイターの方々にインタビューを行ってきましたが、今回は教育機関に対する導入事例として、総合学園ヒューマンアカデミー福岡校ゲーム・アニメーションカレッジで非常勤講師を務めておられる内田 成俊氏にお話を伺いました。

福岡にあるヒューマンアカデミー様ではゲーム・アニメーションカレッジ(2年制)にmodoを導入しており、生徒さんたちはmodo等を使用してポートフォリオを製作し、就職活動にあたっているそうです。

今回のインタビュー記事ではmodoを選定・導入したことによるメリットなどを、丁寧にお話いただきました。導入を検討されている学校や企業など、今回のインタビュー記事をぜひご参考にしていただければと思います。

 

事例紹介:ローポリの森

林や森など、大量の木を表現する場合、ポリゴン数などに悩まされることがありますよね。Luxologyのギャラリーに投稿されているこの作品では、少ないポリゴン数の木を何パターンか用意し、リプリケータを利用することで、見事に表現しています。

この作品の作者 Maximo Lucosi 氏は、自身のブログでこの作品のプロジェクトファイルを公開されていますので、樹木をどのように少ないポリゴン数で表現しているのか、またリプリケータをどのように使用しているのかなど、ぜひ参考になさってみてください。

Maximo Lucosi 氏のブログ

 

事例紹介:ショートフィルム「RUIN」

国内でも大阪東京と盛んになりつつあるユーザーグループですが、米LAにもmodoのユーザーグループが存在しています。

01/16に行われたLAのユーザーグループでは、modoを使用して製作されているショートフィルム「Ruin」のメイキングが紹介されたようです:

「Ruin」のティザートレイラーはこちら↓

modoとLightWaveを使用して作られているようですね。完成作品を見られるようになるのが楽しみです。

また、このLAユーザーグループではこの他にも、“リプリケータ”スーツのデザインをお披露目したそうです:

面白いですね!ユーザーグループのステキなところは、いろんなユーザーさんが持ち寄る作品を発表しあい情報交換ができるという点にあるかと思います。ぜひ日本でも、幅広いジャンルの様々な作品に出会えると良いですね!

 

アーティスト紹介:Martin Mayer氏

modoを使い、静止画ギャラリーに投稿されるアーティストが多い中で、動画ギャラリーにも投稿されているのがMartin Mayer氏

また、Martin氏のサイトでは、2010年のデモリールも公開されています。

ライティングが美しい映像ですね。アニメーションはMaya、コンポジット(合成)にFusionを使用されているそうですが、映像を作る際の一連のワークフローの中にmodoが組み込まれていることで、作業効率が図られているのかもしれません。

Martin氏のサイトでは他にもいくつも映像作品が紹介されていますので、ぜひご覧ください↓

Martin Mayer氏のサイト

 

事例紹介:合成生物学の世界を可視化

International Genetically Engineered Machine competition (iGEM)と呼ばれる合成生物学の大会において、modoを利用して可視化を行ったコーネル大学の学生グループが“Best Manufacturing Project(最優秀製造プロジェクト)”を受賞しました。

可視化のツールとしてmodoを選択した理由として、以下の理由を挙げています↓

「modo は直感的かつ自然なやりかたで、アニメーションを製作し、3D空間におけるモデリングやアニメーションの一般的なワークフローを理解することができました。ソフトウェアを学び、ある程度の品質のアニメーションを製作するのに、一月反程度しかかかりませんでした。ウィスコンシン大学は私たちのことを”iGEMのPixar”だといっています。以前はMayaを使用していたのですが、Mayaでここまでのタスクを達成できたかどうかは疑問ですね。」

大学や研究機関の研究室では、研究結果を視覚的に表現するために可視化という手段がとられることが一般的ですが、そういった用途としてもmodoが選ばれるようになってきているんですね。