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導入事例:Viscira社

体内に入った薬の働き方、効能をビジュアルで見せるPharmaceutical Animation(製薬アニメーション)をご覧になったことがあるかもしれません。一見すると、高価な3DCGソフトウェアを使って製作されたのかと思わせる手の込んだ素晴らしいPharmaceutical Animationを作っているViscira社が、modoのユーザー事例としてThe Foundary社のサイトで紹介されています:

サンフランシスコに拠点を置くViscira社は、2007年設立当初は3名だったメンバーが、現在100名近くまで在籍しているとのこと。在籍しているメンバーの経歴もハリウッド映画の制作から、広告業界出身まで、実に様々。この記事のインタビューに答えてくれたシニアアニメーションディレクターのHagop (Kane) Kaneboughazian氏は、LightWave 3D、3dsMaxなどを経た後、ILMのRyan Drue氏よりmodoについて教えてもらったそうです。

Kane氏曰く、2~4分間のアニメーションを作るのに、最初の段階で2~3週間、その後完全納品まで3~4週間という厳しい納期を実現するには速度と効率が鍵となるとのこと。これを実現するのに、製作に集中できるmodoの使いやすさが適しているようです。

また、modo 601で新たに搭載されたテクスチャリプリケータ機能、最終レンダリングと変わらぬ品質で確認しながら作業が行えるプレビュー機能、手軽に使えるSSS(サブサーフェイススキャッタリング)GI(グローバルイルミネーション(大域照明))機能などが、彼らの制作活動をより支えているとのことです。

詳しいインタビュー記事はこちらに掲載されていますので、ご興味のある方はぜひお読みください:

インタビュー:Viscira社

公開されているViscira社のデモリールはこちらです↓視覚に訴える素晴らしい映像ですね。

 

ユーザープロファイル:浦川 顕法氏

これまでのユーザープロファイルインタビューでは、様々な分野でmodoを活用されている事例をクリエイター様ご本人によるインタビューと共にお届けしてきましたが、今回のインタビューでも今までにはないデジタル造形の世界におけるmodoの活用例について、(株)アニマ浦川 顕法氏にお話を伺いました。

ユーザープロファイル:浦川 顕法氏

レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ

(株)アニマ様はこれまで様々な映像作品を生み出してきた制作プロダクションであり、長く映像用CG作品に携わられてきた浦川氏ですが、今回新たにグッドスマイルカンパニー様のフィギュア作品「レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ」のデジタル造形に挑戦されたということで、大きく躍動感あふれるポーズの作り方映像用モデリングと造形用モデリングの違い造形用モデリングならではのテクニックや面白みなど、大変興味深いテーマを基にしたインタビュー内容となっています。

フィギュア自体にご興味がない方でも、modoでのモデリングやポージングにおけるコツなど、参考にしていただけるお話がたくさんありますので、皆さんぜひご覧下さい!

 

ギャラリー:抽象画

modoを使用して制作された画像には、建築パースやプロダクトデザイン、キャラクタを含めたエンターテイメント向けの映像など、多岐にわたる様々な作品がありますが、ちょっと変わったタッチの素敵な画像がLuxologyフォーラムに投稿されていたので、ご紹介します:

簡単なモデリングはZBrushで行った後、modoへ持ってきてレンダリング、後処理として色調整をDPHDR 5で行っているそうです。幻想的ですね。他の作品も掲載されていますので、ご興味のある方はぜひこちらをご覧下さい↓

http://forums.luxology.com/topic.aspx?f=9&t=59180

 

The Foundryウィンターツアー2012TOKYOレポート&キャンペーンのお知らせ

昨日開催されましたThe Foundryウィンターツアー2012TOKYO、たくさんの方にご来場いただき誠にありがとうございました!ほんのさわりですが、イベントレポートをお届けいたします。

まずはThe Foundry社より、会社の理念、今回のLuxology社との合併により、映像製作ワークフローにおいて、アーティストが辿る一連の流れをフォローしていけるというメリットなどについての、紹介がありました:

The Foundry社とLuxology社との合併によるワークフローのフォロー

次に実際に、The Foundry社製品コンポジティングツールNUKEのユーザーである(株)ポリゴンピクチュアズ様によるNUKEの使用事例のご紹介です。さすがに国内有数の映像製作プロダクションらしい使用事例で、とある海外プロジェクトでどのようにNUKEを活用していったのか、他のコンポジティングツールよりも優れている点などについて、ご紹介いただきました。

株式会社ポリゴン・ピクチュアズ様によるNUKE使用事例

The Foundry社製品MARIのデモンストレーションは、The Foundry社岩元氏により行われました。MARIは3Dペイントを行うアプリケーションですが、機能の使いやすさ、わかりやすさ、さらにストレスを感じさせない高速性など、どれをとっても快適なペイント環境のご提供を念頭に設計されたアプリケーションであることがわかる素晴らしいデモンストレーションでした。

The Foundry社 岩元 浩志氏 The Foundry社製品 Mariのデモンストレーション

そして(株)ケイカ 代表 由水 桂 氏によるmodoを活用したアニメーション制作事例のご紹介です!modo 601から搭載されているキャラクタアニメーションツールを利用して、キャラクタにスケルトンを組み込み、メッシュとバインドさせ、IKを組み込み、ペイントツールでウェイトの調整を行い、ポーズツールを活用してアニメーションを付けるといった一連の流れを、いちから順序だてて簡潔に、かつわかりやすくご紹介していただきました。

'株式会社ケイカ 代表 由水 桂 氏による modoを活用したアニメーション制作事例のご紹介 modoのスケルトンに対応したウェイト

modoでここまでのキャラクタアニメーションが可能になるということを、来場者の方々に強くアピールしていただきました!また、おまけとして、某アーティストが公開配布しているモーションキャプチャデータをキャラクタにバインドさせた動画も公開してくださいました!!本当にスゴイの一言。

某アーティストBVHデータを利用したキャラクタアニメーション

休憩を挟んだ後は、コンポジティングツールNUKEの新バージョンNUKEの新機能紹介です。今回のウィンターツアーが、NUKEの正式なお披露目ということもあり、NUKEのプロダクトマネージャーであるThe Foundry社Jon Wadelton氏によるデモンストレーションが行われました。従来のバージョンと比較しパフォーマンスや操作性の向上に優れ、さらに半三次元空間を再構築するNUKEのもつ能力の高さを十分にお披露目していただきました。

NUKE7新機能紹介

最後にハリウッドから招聘されたゲストAtomic Fiction社ウェイ・リー氏によるNUKE事例紹介が行われました。数多くの著名なハリウッド映画に携わってきたウェイ・リー氏による事例紹介は、氏が所属するAtomic Finction社のスタンスから始まり、素晴らしいリールの数々、そこにNUKEをどのように活用してきたのかなど、映像製作に携わるものにとって非常に有益な情報を与えてくれるものでした。

Atomic Fiction社Woei Lee氏による使用事例

今回、残念ながらご参加いただけなかった方も、次回このような機会があるときには是非ご参加ください!きっと皆様のお役に立つことと思います。

また、このThe Foundryウィンターツアー2012を記念いたしまして、modo年末特別価格キャンペーンを行っております!ワールドワイドで行われているこのキャンペーンでは、驚くほどお求め安い価格でmodoをご提供していますので、購入を検討されている方、またさらにライセンスを増やしたい!と思われている方も、ぜひこの機会をお見逃しなく!

これと同時に、The Foundry社Luxology社との合併を記念して行われているハネムーン・キャンペーンでは、modoユーザー様に対するThe Foundry社製品NUKEおよびMARIの特別価格でのご提供も用意されています。NUKEMARIにご興味をお持ちの方は、ぜひご一考くださいませ!キャンペーンに関する詳細につきましては、以下のページをご覧下さい:

LuxologyJP キャンペーン情報ページ

 

 

ユーザープロファイル:吉開 裕司氏

毎回、各方面で活躍されているクリエイターの方々にお話を伺っているユーザープロファイルですが、今回は吉開裕司氏にお話しを伺いました。

ユーザープロファイル:吉開裕司氏

吉開氏は静止画からエンターテイメント系のアニメーションまで、幅広い分野の様々なプロジェクトでご活躍されているクリエイターですが、最近、他のmodoクリエイターの方々と共に手がけられたTOYOTAの映像は特に素晴らしく驚くばかりです↓

07/27(金)に開催されるイベントmodo Summer Session 2012では、懇親会の席で秋元きつね氏吉井宏氏と共にお話を伺える場を設けておりますので、ご興味のある方はぜひ会場まで足をお運びくださいませ!

 

導入事例:CoSA VFX社

海外の映像プロダクションでは、modoを使用して、ドラマや映画の特殊効果などに使われることも多くなっています。今回はその一つであるCoSA VFX社の導入事例をご紹介します:

このCoSA VFX社はディズニーのファンタージー映画「ザ・オッド・ライフ・オブ・ティモシー・グリーン(The Odd Life of Timothy Green)」や、TVドラマ「フリンジ」「レボリューション」などの特殊効果を担当しているポストプロダクションスタジオです。

TV番組などの場合、納期が大変厳しい場合が多いのですが、modoを使えば作り始めてからフォトリアルな最終画像を作り出すための期間が短くてすむという点が、CoSA VFX社がmodoを選択した理由のようです。CoSA VFX社の場合、modoでエフェクト用の素材を作ったり、出力を行った後は、Nuke(Foundary社)に読み込んで、最終的な合成を行うとのこと。他のツールとのスムーズな連携・ワークフローが図られているようです。

また、modo 601に搭載されているBullet物理演算のrecoilを利用して、リジッドボディ・ソフトボディのシミュレーションを行うことで、嵐の中で車が飛んだり衝突するようなシーンをたやすく、かつ自然に作り出せているそうです。recoilは物理演算エンジンを利用した大きな機能でありながら、modoの中に完全に統合されていることで、デザイン的に違和感がないだけでなく、modoの他の機能とベースを共にしていることが、作業を進めていく上での強みかもしれませんね。

CoSA VFX社事例紹介の全文はこちらのページでどうぞ。

また、CoSA VFX社のウェブサイトではデモリールが公開されています。ステキな映像満載ですね↓

 

事例紹介:ゲーム「Sly Cooper: Thieves in Time」

人気ゲーム「怪盗スライ・クーパー」シリーズの最新作「Sly Cooper: Thieves in Time」は、modo 601を活用して製作されています↓

このゲームを製作しているサンザル・ゲーム社シニアキャラクタアーティストJohn Hayes氏曰く、ゲームアセットを作成したり、思いついたアイデアを素早く形にするのにmodoは優れており、他の3Dアプリケーションではここまでうまくできたかはわからない、とのこと。

Pixar社のサブディビジョンサーフェイスPSubを活用し、スカルプトを行うだけでなく、3Dペイント機能によってシームレスなテクスチャを迅速に生成できていたようです。必要なツールが一つのアプリケーションの中にそろえられているというのは大きいことですよね。

また、modo 601の新機能であるポーズツールを使うことで、他のプログラムやリグツールに頼ることなく、直感的なポーズ付けが可能だったそうです。

詳細なインタビュー全編は、下記サイトをご覧下さい↓

「Sly Cooper: Thieves in Time」インタビュー

 

ユーザープロファイル:秋元きつね氏

今回、ユーザープロファイルでご紹介するのは、秋元きつね氏です。

ユーザープロファイル:秋元きつね氏

秋元氏はテレビ番組「アインシュタイン」「ウゴウゴルーガ」といったCG黎明期からクリエイターとして活躍されており、吉井 宏氏らと共に製作を手がけた映像作品「ヤンス!ガンス!」ではアヌシー国際アニメーションフェスティバル/オタワ国際アニメーション映画祭でノミネートされるなど、ご自身のバンド活動・自主映像製作活動も含め、幅広い分野で活躍を続けていらっしゃいます。

modoの最新バージョンmodo 601の新機能を存分に活用しながら、新しいキャラクタや映像作品を生み出し続けている秋元氏から伺ったお話、大変興味深いものとなっておりますので、ぜひご覧下さい!

 

インタビュー:Ron Sullivan氏

写真を元にモデリングし、画像を合成して、新しい画像を生み出していく、といった製作作業を行っているのが、今回Luxology社がインタビューしたRon Sullivan氏です。

元の画像を背景におき、その上からモデリングを行い、自由に質感をつけたりライティングを行ったうえで、背景画像と合成するようです。Ron Sullivan氏はこの製作工程のことを”フォト・リトポロジ“と呼んでいるそうですが、なるほど、ぴったりな造語ですね。

時計などもオリジナルの写真ではポスター解像度に足りないものを、一からmodoで作り直したりしたそうです↓

また、Ron Sullivan氏はmodoを”フォト・リトポロジ“のツールとしてだけではなく、コンセプトデザインを起こすのにも使用しているそうです。modoの快適なモデリング環境であれば、頭に浮かんだイメージを形状まで起こす時間が少なくてすみそうです。

Ron Sullivan氏のインタビュー記事はこちら↓ どうぞご覧下さい。

Ron Sullivan氏 インタビュー

 

事例紹介:サンノゼ州立大学デザイン学科

国際インテリアデザイン協会(IIDA:International Interior Design Association)の南カリフォルニア支部において行われた学生デザインコンテストでは、サンノゼ州立大学の学生たちがmodoを使って製作した応募作品が受賞を独占しているそうです。

受賞した学生さんたちのインタビューでは「鉛筆や紙を、デフォーマやフォールオフ、シェーダといったmodoの機能に置き換えることで、頭の中に浮かんだデザインを正確に再現できる」といったような、直感的で使いやすく、かつイメージを具現化してくれるツールとしてmodoを活用しているそうです。

詳しいプレスリリースはこちらにありますので、ご興味のある方はぜひどうぞ↓

San José State University Interior Design Students Win Big at IIDA Awards with modo-generated Submissions