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CGWORLD12月号 「サーキュレーター」

今月のCGWORLD12月号に掲載されているSPEED MODELERのお題は「サーキュレーター

今回も最初にラフモデルを作ってから具体的な作り込みが行われていますが、ラフモデルで大まかに把握してから作業を進めていくことで、全体のバランスの調整や手を入れるべき箇所、逆に深く作りこむ必要がない箇所などの判断がしやすくなるかもしれませんね。

さて、今月号のCGWORLDでは他にも魅力的な連載がたくさんあります!modoとの親和性の高いUnityに関する記事、さらにCGWORLD 6月号 「カートゥーンの質感設定」で取り上げられていたキャラクラが登場するミュージックビデオ「Express」のメイキングなども掲載されています。

この映像、本当にステキな作品でオススメです。ぜひ皆さん、ご覧下さい!

 

SIGGRAPH 2012 レポート2

SIGGRAPH 2012 Luxologyブースでのデモは、ただ単にソフトをデモンストレーションしたり、ワークフローを解説するためだけではありません。

modoを使用して生み出された様々な素晴らしい作品の作者によるメイキングも紹介されました。

まずは「RUIN」の作者であるWes Ball氏によるメイキング。

RUIN」の世界はmodoで構築されており、いかにして作り上げていったのか、その一部を紹介してくれています。画面のショットでもわかるとおり、建物や道路、さらに道路から生える草なども、全てリプリケータなどを使用してうまく作り上げています。

さらに、このブログでも紹介したことがあるMartin Mayer氏

Martin Mayer氏は映像作品「Synergy」のメイキングを解説されていました。これまでもMartin Mayer氏が作った作品「The Circle」は、modo 601の新機能紹介ツアーのガイドやビデオなどでも紹介されています。Wes Ball氏と同様、インスタンスなどの機能を多用し、さらにはファーやmodo 601の新機能でもあるデフォーマなどを使用して、その独特の世界観を構築されています。

本当に美しい映像ですよね!

そして世界有数のCGプロダクションであるILM(Industorial Light and Magic)のコンセプトアーチストRyan Drue氏

コンセプトアーチストとは、最終映像を作り上げる前に、そのコンセプトやイメージをまず形に仕上げるアーチストのこと。ILMのコンセプトアーチスト部門ではmodoが採用されており、実際にRyan氏が手がけたコンセプト作品と最終映像作品とを見比べてみても、ほとんど差がない状態まで作りこんでいます。ILMコンセプトアーチストのデモンストレーションとあって、Ryan氏のデモではILM作品のメイキングを楽しみにしている方々も多数集まっていました。

いずれのアーチストの方々も、modoのお気に入りの機能を自在に使い自分の作品を作り上げている姿を目の前にすると、あらためてmodoを利用した映像作品が今後も世界中から続々と生み出されてくるであろうことを期待せずにはいられません。

まだまだ他にもデモンストレーションのメニューはあったものの、残念ながら全てをご紹介するには至りませんでした。ほんの一部をかいつまんでご紹介した駆け足レポート、少しでもLuxologyブースの雰囲気を皆様にお伝えできたならと思います。まだまだこれから新しいことが発表されそうなmodo 601、目が離せません!

 

SIGGRAPH 2012 レポート1

2012/08/07~09 米ロサンゼルスにて開催された世界最大の3DCGの祭典SIGGRAPH 2012におけるLuxology modo 601のデモンストレーションをレポートします。

今回、Luxology社は初のSIGGRAPH単独出展ということもあり、様々なデモンストレーションが用意されていました。ブースはUnity社とシェアしており、modoとUnityとの連携の強さをアピールしています。

実際、このmodoとUnityとのワークフローに関するデモンストレーションを行ってくれたのが、Wes McDermott氏

以前ご紹介したこともありますが、Wes McDermott氏Unityと3DCGソフトに関する著作もあるエキスパート。modoで作ったキャラクタにMixamoでモーションキャプチャデータを割り当て、FBXで出力してUnityへ、という流れを、各ステップにおける注意点・チップスと共にご紹介していました。

もちろん、SIGGRAPHに参加されている全ての方にmodoを広く知ってもらうべく、Luxology社代表のBrad Peebler氏もデモンストレーションを行いました。

前半一時間はmodo 601の概要を、そしてさらに後半一時間でレンダリングデフォーマキャラクターアニメーションなどの実演デモを行いました。さすがに熱のこもったBrad氏によるこのデモでは、ブース周りに大勢の人たちが集まり、ブース前の通路がふさがってしまうほど。

modoを実際に使われている方も、名前だけは知っているという方も、初めて知ったという方も熱心にデモに聞きいっている姿が印象的なLuxologyブースでした。

 

ユーザープロファイル:吉開 裕司氏

毎回、各方面で活躍されているクリエイターの方々にお話を伺っているユーザープロファイルですが、今回は吉開裕司氏にお話しを伺いました。

ユーザープロファイル:吉開裕司氏

吉開氏は静止画からエンターテイメント系のアニメーションまで、幅広い分野の様々なプロジェクトでご活躍されているクリエイターですが、最近、他のmodoクリエイターの方々と共に手がけられたTOYOTAの映像は特に素晴らしく驚くばかりです↓

07/27(金)に開催されるイベントmodo Summer Session 2012では、懇親会の席で秋元きつね氏吉井宏氏と共にお話を伺える場を設けておりますので、ご興味のある方はぜひ会場まで足をお運びくださいませ!

 

ユーザープロファイル:秋元きつね氏

今回、ユーザープロファイルでご紹介するのは、秋元きつね氏です。

ユーザープロファイル:秋元きつね氏

秋元氏はテレビ番組「アインシュタイン」「ウゴウゴルーガ」といったCG黎明期からクリエイターとして活躍されており、吉井 宏氏らと共に製作を手がけた映像作品「ヤンス!ガンス!」ではアヌシー国際アニメーションフェスティバル/オタワ国際アニメーション映画祭でノミネートされるなど、ご自身のバンド活動・自主映像製作活動も含め、幅広い分野で活躍を続けていらっしゃいます。

modoの最新バージョンmodo 601の新機能を存分に活用しながら、新しいキャラクタや映像作品を生み出し続けている秋元氏から伺ったお話、大変興味深いものとなっておりますので、ぜひご覧下さい!

 

ユーザープロファイル:松木 洋氏

今回のユーザープロファイルでは大阪で建築をメインとしたCG製作を行うとともに、専門学校の講師としても長く教壇に立たれているソリッドデザインラボ松木 洋氏にお話を伺いました。

ソリッドデザインラボ 松木 洋氏 インタビュー

松木氏からは、クリエイターとして、また若い学生を教える立場としてインタビューに応じていただいており、製作に励まれている方も、またこれからクリエイターを目指す方にとっても参考になる記事だと思います。どうぞご覧下さい!

 

アーティスト紹介:Mike Campau氏

Luxology社のギャラリーに投稿されていた実写とのこちらの合成画像に、ひときわ目を惹かれてしまいました。

この画像を製作されているのが、今回ご紹介するMike Campau氏です。この実写との合成画像は、他にもいくつもシリーズが存在しているようでMike Campau氏のウェブサイトには他のシリーズ作品が掲載されています↓

http://mikecampau.com/41872/433235/image-design/motion-in-air

どの作品も人体の持つ滑らかさやしなやかさ、力強さといったものが、CGによる造形とマッチして、すごくステキな作品になっています。

他にも氏自身のテイストがはっきりと伺える作品をいくつも発表されています↓

Mike Campau氏のウェブサイトでは様々な作品が紹介されていますので、ご興味のある方はぜひこちらへ!↓

Mike Campau氏のウェブサイト

 

アーティスト紹介:Martin Mayer氏

modoを使い、静止画ギャラリーに投稿されるアーティストが多い中で、動画ギャラリーにも投稿されているのがMartin Mayer氏

また、Martin氏のサイトでは、2010年のデモリールも公開されています。

ライティングが美しい映像ですね。アニメーションはMaya、コンポジット(合成)にFusionを使用されているそうですが、映像を作る際の一連のワークフローの中にmodoが組み込まれていることで、作業効率が図られているのかもしれません。

Martin氏のサイトでは他にもいくつも映像作品が紹介されていますので、ぜひご覧ください↓

Martin Mayer氏のサイト

 

アーティスト紹介:richard yot 氏

今回ご紹介するアーティストはロンドン在住richard yot氏です。richard yot氏の持ち味は、なんといっても独創的なキャラクタとCGっぽさを感じさせない世界観でしょうか。

CGっぽさを感じさせないというのは、質感や設定もさることながら、ライティングに気を配っているせいかもしれません。richard yot氏のサイトには、ライティングに関するチュートリアルも公開されておりますので、ぜひそちらも参考にされてみてください↓

richard yot氏のサイト

さて、本ブログも今年最後の更新となります。今年一年、ご愛読いただきまして誠にありがとうございました!来年からはまた新たな気持ちで皆様に情報をお届けできるよう頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは皆様、よいお年を!

 

ユーザープロファイル:グラフィニカ白井氏/後藤氏

今まで建築パース、プロダクトデザインなど、どちらかといえば静止画主体の制作活動をされている方をご紹介してきましたが、今回はがらっと変わって3DCGの映像製作の現場でmodoを活用されているグラフィニカ様にお話を伺ってきました。

グラフィニカ白井氏/後藤氏のインタビュー

現在、数多くのアニメーション作品を手がけられているグラフィニカ様ですが、その製作工程にはmodoが導入されています。映像製作の現場におけるmodoの採用などについて、今までとは少し違った視点でのインタビューとなりました。デザイン、映像製作など、それぞれの全く異なる現場において要求される多様な側面に対応できるのが、modoのメリットのひとつかもしれませんね。ぜひご覧ください!