事例記事」カテゴリーアーカイブ

制作事例:「ライター」

前回に引き続き、ArtStationにてModoを活用して作成された素敵な作品が公開されていましたので、ご紹介いたします:

作者はJosh Powers氏

ソフトウェアはModoのほかに、ZBrush、Marmoset Toolbag、Substance 3D Painterを使われているとのこと。表面のテクスチャの質感が非常に優れていて、思わず見入ってしまいます。どのようにマテリアルを設定しているのか気になるところですよね。

制作者であるJosh Powers氏のページには、他にも多数の素敵な作品が公開されていますので、ぜひご覧ください!

https://www.artstation.com/flewda

 

 

データ:フォトグラメトリによる動植物3Dモデル

九州大学様より、複数角度から撮影されたデジタルフォトを基に、フォトグラメトリの技術を用いて制作された1500以上もの動植物の3Dモデルデータが配布されていますので、ご紹介いたします:

データはSketchFabを通してアップされており、複数フォーマットでのダウンロードが可能です。Modoで読み込むために、今回はUSDフォーマットでミノカサゴのデータを試してみました:

https://sketchfab.com/ffishAsia-and-floraZia

ダウンロードしたUSDデータを、Modoで正しく読み込むための注意点は2つ:

[1] ファイル名称に含まれる日本語は削除

フォーマットによってファイル名称に日本語が含まれる場合がありますが、ModoのUSDデータ読み込み時には日本語は使用できませんので、こちらはあらかじめ削除してから読み込むようにしてください。

[2] テクスチャのエフェクトをルミナンスの色へと変更

USDデータにはメッシュデータだけではなく、テクスチャもついてきていますが、テクスチャのエフェクトがルミナンス量に設定されています。このため、テクスチャはエフェクトをルミナンスの色へと変更し、マテリアルのルミナンス量を1に変更してください。

これでModoの中へとデータを読み込み、確認することができるようになります。このようにこれほど多数の高品質な素晴らしいデータが公開されていますが、寄付・サポートを募っているようですので、データを使用される際にはぜひドネーションの検討をお願いできればと思います。

 

 

作品:「Prof. Eggtop’s Extraordinary Experiments!」

様々な作品を作り出すだけでなく、チュートリアルビデオやメイキング、ウェビナー、配信などでもお馴染みのCGクリエイターMattMeersbergen氏が手掛けるアニメシリーズ「Prof. Eggtop’s Extraordinary Experiments!」がいよいよ公開されます!

ショート動画で圧倒的な人気を博したアニメーション動画が、さらにパワーアップし10エピソードから構成されるアニメシリーズとなりました。本編公開、楽しみですね!

 

 

メイキング:ゲームワークフロー

Twitterで様々なソフトを使用したゲーム用キャラクタのワークフローが紹介されていましたので、ご紹介いたします:

https://twitter.com/i/status/1666168259308134403

高解像度のモデルを低解像度へとベイクしたり、スカルプトツールを使って変形するといった処理をModoの中に行っています。こういった手動の処理をModoで行うことで、かなり効率よく処理を行えます。ゲームワークフローについては、クリエイター高野 怜大氏に解説していただいた連載記事が弊社ウェブサイトに掲載してありますので、ぜひ参考にしてみてください:

またこのメイキングではキャラクタに動きを当てる方法としてMixamoを上げていますが、Modoのリターゲティング機能を使えば、Mixamoのモーションデータを読み込むのも簡単です。下記日本語解説ビデオにて詳細を解説していますので、ぜひ手持ちのデータに合わせて試してみてください:

複数のFBXファイルの動きを一つのキャラクタにまとめるには

サンプル:「Cold Looking Glass」

Foundry社フォーラムのスレッドで、Volker Troy氏による「Cold Looking Glass(冷えたグラス)」の作例が掲載されていましたので、ご紹介いたします:

https://community.foundry.com/discuss/topic/161253/

キンキンに冷えたグラスがよく表現されていますよね。鍵はラフネスの設定にあるようです。

スレッドではサンプルシーンも公開されていますので、ぜひダウンロードして参考にしてみてくださいね。

 

 

アーティスト:khellstr(Kimmo Hellström)氏

非常に優れた作品や情報を公開されている海外クリエイターkhellstr(Kimmo Hellström)氏をご紹介します:

氏は作品のみならず、制作に便利なアセンブリを作ったり、チップスを公開したりと、Modoにまつわる情報をSNSなどで公開されています。

こちらは画像からニット素材のメッシュが作成されています。すごいですね。

他にもFoundryフォーラムなどで、メッシュオペレーションのチュートリアルビデオなども公開されていますので、ぜひそちらもチェックしてみてください!

制作事例:「地下城の魔物」日本語ウェブ版が期間限定公開中!

クリエイター鈴木 朗氏が制作された作品「地下城の魔物」の日本語ウェブ版が現在、Youtubeにて期間限定公開されています:

地下城の魔物

https://www.youtube.com/watch?v=fck8nE6xej4

Modoのモデリング機能やパーティクル機能などを、存分にご利用いただいております。ぜひ鈴木 朗氏のインタビュー記事も併せてご覧ください!

鈴木 朗氏 インタビュー

※本作品はホラー作品となっておりますので、怖いのがちょっと無理というかたは薄目もしくは横目でご覧いただくなど、ご注意ください。大変素晴らしく作られているが故に、リアルに怖いのです。。

 

作品紹介:「ARサンプル」

MODO JAPAN GROUPギャラリーに掲載させていただきましたModoを活用して制作されたARサンプルをご紹介します:

今回の作品をご提供いただきましたのはPi-UNIT氏。上記ギャラリーページからQRコードをスマホで読み込みページに移ると、スマホの中でModoからglb形式で出力されたARコンテンツを確認することができます。

ARコンテンツに挑戦してみたいとお考えの方は、ぜひ下記日本語解説ビデオを参考に、Modoで制作した自身のコンテンツをgltf(glb)形式へと出力してみてくださいね!

3Dファイルフォーマット「glTF」での出力方法

制作事例:「Prof. Eggtop Adventures with Gerald trailer」

Modoライブストリーミング配信「Modoって?」のホストを務められているクリエイターMatt Meersbergen(マットミーズベリゲン)氏が制作されている大人気Youtube Short動画をご覧になった方も多いかと思います。このProfessor Eggtopシリーズがまとめられたトレーラーが公開されていましたので、ご紹介します:

シリーズからいくつかが抜粋しまとめられていますが、皆さんのお気に入りの動画は入っていますでしょうか?個人的にお気に入りなのは、車の中でジェラルドがポンッと大きくなってポワポワがはみ出しているシーンと、マインクラフト風のシーンですが、このマインクラフト風のシーンについては、Matt氏自らメイキングを配信したアーカイブ動画が公開されています:

Modoライブストリーミング配信「Modoって?」の中でも、日本語で簡単に解説していただいていますので、そちらもぜひご覧ください:

通常のシーンとマインクラフトのシーン、切り替えをユーザーチャンネルで行っているんですよね。ユーザーチャンネルを使うと、シーン内の様々な制御が簡単なインターフェイスで行えるようになります。まだ使ったことがないという方は、ぜひ試してみてくださいね!

複数のモーフチャンネルを一つのGUIでコントロールするには

制作事例:「Making of KidSafe Foundation animated series」

Modoを活用した様々なアニメーション作品を紹介されているMatt Meersbergen氏から、新たな作品のメイキングが公開されていましたのでご紹介いたします:

https://www.youtube.com/watch?v=FvrL_0dkBkM

各キャラクタに感情を表現する様々な表情が用意されていますが、フェイシャルのリグはRich Hurrey氏によるKitestringonline.comRMC3 MKIIフェイスリグで作成されているそうです。顔の表情と口の形状はチャンネルセットとして保存され、コマンド範囲機能を利用してアニメーションチャンネルへとアクセスしています。体のリグとアニメーションはCharacterBoxで制作されているとのこと。本当に細かい動きまでよく作られていますよね。レンダリングはすべてModo標準のレンダラーを使用されたそうです。

キャラクタリグやアニメーションでは特にコマンド範囲機能と組み合わせることで、より制作に集中できるワークフローとなるようです。まだ試してみたことがない方は、ぜひ下記日本語解説ビデオを参考にコマンド範囲機能を試してみてください:

コマンド範囲拡張によるリグの新しいワークフロー「リグクレイ」